保育園
まだ保活が必要な目黒区で
今できること
私が2020月2月7日にTwitter投稿した内容⤵
「やっと、保活のいらない目黒区が実現したかも!!!内定が出てる出てる!!枠が余ってる!!感激!!」が、30リツイート、190いいねを押していただきました(2020.02.09午前10時30分時点)。日頃のツイートは、多くて5ツイート、15いいね程なので、大きな反響となりました。このツイートを見て、不快に思った方に「配慮に欠ける投稿でした、ごめんなさい」とお伝えしたいです。特に不承諾通知をもらった方にとっては、落胆されているうえに待機児童ゼロを訴えている区議会議員が、まだ二次申請も終わっていない、まだ待機児童数もでていない(毎年5月に発表されます)中で終息宣言のような投稿を出したことに憤りを覚えたことと思います。
今、「保育園に入れなくてどうにかしてほしい」気持ちにもっと寄り添うべきだったと思います。そして、落ち込まれている中、落ちたよと声を届けてくださってありがとうございました。
そして、私ができることは、「まだ保活が必要だという声を真摯に受け止めて行動すること」です。
引き続き、皆様からいただいた声を議会を通じて目黒区に伝え、また4月には目黒区長選挙もありますので候補者に訴えていきたいと思います。あのとき声を上げてよかったと言っていただけるよう活動していきます。皆様も、区長選候補者と会えたら、ぜひ訴えてください。
もう一つ、二次申請に向けてやれること、そして認可外やベビーシッターなどの多様な保育などの選択肢をお示しします。「保活」とは『保育園を選ぶこと』と捉えている方もいらっしゃると思います。子どもを預ける保護者として大事な視点ですが、私にとって保活は『保育園に入る、または保育してくれる人に預けて職場復帰すること』が目標です。どうしても5歳までの認可保育園に入りたいという方にはご納得いただけない部分もあるかと思いますが、多様なサービスがありますので、選択肢を広げてご検討いただけたらと思います。
以下、「諦めない保活:一次選考後にやること」をお伝えしていきます。
それに先立ち、内定が出た方へのお願いです。
<内定が出た方へ、認可外保育園へのご連絡のお願い>
多くの方が認可外保育園のウェイティングリストに名前を連ねていらっしゃると思います。認可保育園に内定が出て、そちらに通う方は、認可外保育園に辞退のご連絡をお願いします。
<内定が出だけど辞退をご検討の方へ、早めのご連絡を>
毎年、内定が出ても辞退される方がいらっしゃいます。第一希望の園がよかった、育児休業を延長することができそう、など様々な理由があると思います。枠を待っている方がいらっしゃるので、早めに辞退の検討とご連絡をお願いします(利用案内p29)。(注:辞退した場合の影響もご認識ください→P24.26 マイナス1「利用内定を辞退した入所月の年度内における利用調整時、及び翌年度4月1次、2次における利用調整時に適用されます。」)
さて、それでは、昨年度のブログを今年の情報に修正してお届けします。特に、認可外保育やベビーシッターへの助成制度は以前はなかったので、ぜひご検討ください。
これからやることを順番に記載しています。
①自分の点数、希望した園の状況を知る。
既に行っている方も多いと思いますが、まだの方は明日、目黒区保育課に電話して、自分が何ポイントで、何位で、希望した園は何位だったら入れたのか、また空き枠のある保育園は何点で内定が出ているのかを確認してください。ご自身のポイントが低かったから不承諾なのか、ポイントは低くないが人気園に申し込んだために不承諾だったのかなど、現状把握をしてください。
②二次利用調整に申し込みをする。
(「保育施設利用のご案内」p.18)2月14日が締め切りです。それまでに、一度希望園を見直しましょう。その際のポイント⤵
●ポイント1.空き枠のある保育園を入れること。
●ポイント2.空き枠はないが本当に行きた保育園も希望園に入れておくこと。
希望上位にどうしても行きたい保育園(空きがなくても)、その後に空き枠のある保育園を書いて、希望園を10園埋めてください。空きのない保育園を入れるのは、内定を辞退される方が出て今後空く場合があるからです。その辞退の反映が13日の更新に間に合わないこともあり、書いてないけど空き枠のある保育園も出ることがあります。毎年、ギリギリまで保育課が調整してくれていますが、どうしても通知発送という日に間に合わず、5月の申請時に空き枠が出ていることがあります。
●ポイント3.家庭福祉員(p43.)の空き枠にも注目
9時~17時のうち8時間という短時間保育ですが、パパとママで出勤や退勤時間を工夫して可能な方はぜひ。食事やおやつは持参など一見厳しい条件もありますが、アットホームな雰囲気が好きな方にはおススメしています。
「①」でかなり厳しいと感じた方は↓
③認可外保育園を探す。
内定/不承諾の通知が出てから、認可外のウェイティングリストはかなり空きます!というのも、応募していた方の中で認可の内定をもらった方は辞退されるからです。なので、認可外にもう一度連絡し、あたってみてください。認可外保育園を利用される方の助成制度も拡充されていますので、これまで料金がハードルだった方もご検討いただけるのではないでしょうか
リンク→令和元年度認可外保育施設保育料助成制度
●認証保育園(p.55)を探す 人気がありますが、ウェイティングリストに名前を連ねているところには、不承諾なので入りたい旨をご連絡ください。また、ウェイティングリストに名前を連ねていなくても、連絡してみましょう。(目黒区内だけでなく、他区にある保育園も利用可能です!)
●認証以外の認可外保育園を探す
一覧からご検討ください。(目黒区内だけでなく、他区にある保育園も利用可能です!)
リンク→認可外保育施設名簿(令和2年1月1日現在届出済施設)
リンク→東京都の立ち入り検査の結果も参考にしてください。
●定期利用保育に申し込む。(p.54)
一年ごとに更新が必要な暫定的な保育で、一年後にまた保活をする必要はありますが、とにかく今年の4月に復帰をしなければならない方は、ぜひご検討ください。
④ベビーシッター助成を利用する。
リンク→目黒区ベビーシッター利用支援事業
ベビーシッター需要も高まっており、依頼が難しい現状も既にありますが、対象となるベビーシッターさんも増えています。また雑所得扱いになるため納税額が上がることなどスキーム上の課題もあります。しかし、通常の値段の半分程度の金額でベビーシッターさんに預けることができるので、ご検討ください。週5日を2日はA社、3日はB社と違うベビーシッター会社さんで依頼することなども一手です。
④これは区議会議員としてというよりも、以前人事として働いた経験からの意見かもしれませんが、会社にお願いをして育児休業を延長してもらうこともご検討してください。一度仕事を辞めると、ますます保育園は遠のきます。延長し、今年10月開設の(仮称)あい・あい保育園 祐天寺園に申請できる方はぜひ。
今回、ツイートが拡散され不快な気持ち、裏切られた気持ちになった方々には大変申し訳ありませんでした。それをきっかけにDMやメールなどを通じて、ご連絡をくださった方々には、声を届けてくださったことに感謝しています。また、いろいろなご意見を受け止め、政策に反映していくことをお約束します。
<いただいたお声>
・『「保活」をしても落ちました』『まだ保活はなくなっていない』
・枠が空くことが保育園のマネジメントに与える影響、関連して保育園の現状と課題
・諦めて申請していない人がいる、保育園はもっと多くの人が求めている
・不承諾通知を受けた方に「たぞえ麻友」がどうみられるのかを考えた方がいいというアドバイスも頂戴しました。ありがとうございました。
最後に少しだけ、我がままかもしれませんが、あのツイートをしてしまった背景を少しだけ、お伝えさせてください。区議会議員として、心血注いで待機児童対策に取り組んできました。保育園増設を訴える一方、保活の負担を少しでも軽減したいと思い「保活セミナー」を主催してきました。昨年は集客に苦労し、もう私の保活セミナーは不要になってきているのかなと感じました(ご参加いただいた方とは有意義な時間が過ごせました)。また、次年度開設予定の保育園の中には、数年前から区が仕込んでいた保育園もあります。例えば目黒本町一丁目のまなびの森保育園学芸大学前は、2016年に区が国に対して用地の活用について要望を出し、国からの借り受けが決まり、解体工事説明会や保育園建設の説明会で近隣住民の方から激しい反対の声もありました。そしてこの令和2(2020)年4月に開園になります。過去に多くの方が、不承諾通知に泣き、区役所や区議会に訴えてくださった成果です。そのような状況を経て、2次申請前の空き枠が0歳:56名、1歳:39名、家庭的保育:7名という状況は、2018年のときの0歳が3名、1歳が4名にと比べると大きな改善と言っていいでしょう。思いを込めてきたからこそというのは言い訳ですが、軽率なツイートでした。ごめんなさい。