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H30.4月に向けた3歳クラス内定に影響する優先順位の新設について

10月2日に平成30年度4月入所に向けた「保育施設の利用についてのご案内」が配布され、調整指数の変更について、多々お問い合わせをいただきました。

今回の変更には、基本指数の障害や介護・看護の状況を細かく定義する変更もありましたが、大変お問い合わせが多かったのは、(3)指数同位の優先順位に新設された「6 年齢上限のある区が利用調整する施設等を利用している卒園児(卒園児4月のみ)」についてです。これは、2歳までの定員設定しかない認可園(小規模保育・事業所内保育所・保育ママ)に入所していて卒園を迎える方を優先とするのが今回の指数変更です。

これまで、保活においては優先順位の【認可外受託認定日の早い者】が決め手だと私も区の保育課もお伝えしてきたところです。そのために1日も早く認可外に預けて頑張ってきた方も多いです。それでも認可保育園に入れない場合、そのまま認可外保育園に通園することとなります。認可保育園に入れず、大枚をはたいて認可外保育園に通ってきた方がいるにもかかわらず、正直なんでいきなりこんな優先順位を新設するの?というのが正直な気持ちです。お問い合わせした方も聞いたかと思いますが「国の方針への対応です」とのことです。でも、この国の方針は31年度までに対応をするべきと言っているのであって、目黒区が今回経過措置もなくやることについて、やっぱり納得がいかなかった。

で、この件について保護者の方から問い合わせ、要望をいただき、区へ声を上げてまいりました。区が一度発表したものを変更することは困難だと思っていましたが、結果としては認証保育園も適用されることとなる異例の対応でした(区のホームページへのリンクあり)。
これは一重に区に問い合わせをしてくださった皆さんのご意見が区を動かしたと思っています。お仕事しながら、昼休みや色々な時間を見つけて区に問い合わせすること、本当に大変だったと思います。本当にお疲れ様でした。

ただ、今回のこの優先順位は延期をしたかった。。。というのも、定義の解釈変更には認証保育園が追加されただけで、認証ではない認可外保育園については適用されません。認証ではない認可外保育園に通われている2歳児さんについては、本当に辛い。今年度はもうこれ以上の変更はないと思われますが、認可外に通われている方でご納得いただけていない方はぜひ声を届けたいので、ご連絡いただけると幸いです。今後のためにも、来年度以降の調整指数について声を上げていきたいと思います。

連携園を増やすことなく、今回国の方針に従って優先順位だけいじるこのやり方は付け焼き刃だと思っています。私も小規模保育園に末の子どもを2歳の1年間だけ預け、再度の保活をした時の不安と辛さは体験しているので、3歳待機を出さないでほしいと言ってきました。そして、そのために3歳以降の定員を多く設定した大規模保育園を作ってほしい!とも要望してきました。それで旧4中跡地にできるゆらりん下目黒保育園は目黒区の中では大きい保育園になったし、それで初めて小規模保育(不動さつき保育園)との連携もできました。今後も、3歳以降の保育が確保できるかどうかわからないという不安定な状況をなくすためにこれからも声を上げていきます。

そして、限られた保育枠を保育を必要とする人同士がしのぎを削って順位を競る状況を終わらす為には、やはり保育園整備が必要です。来年度9園開設されますが、今後も必要な整備を要望していきます。

で、そうは言っても4月に向けて保育園の申請はしなければです。3歳児入所については、待機は出さない対策を求めていましたが、実際には出ているのが現状です。また、昨年の結果では、3歳の入所申し込みに42点であっても183名の申し込みに対して108名にしか内定が出ていません。(41点でも7名中3名に内定、40点でも48名中7名に内定、二次選考でも内定出ています。)今回の新設された優先順位で優先された方も、逆に優先度が落ちてしまった方も、最後はマッチング次第で内定が出ないことも、出ることもあります。ぜひ、希望する園を選り好みし過ぎずなるべく多くの希望園をしかっり書いてください(もちろん、通園できるこることが前提で!)