6月ハイライト②:都知事に提言「児童虐待のない社会を実現するための緊急提言」 | たぞえとめぐろ|目黒区議会議員 たぞえ麻友公式サイト

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6月ハイライト②:都知事に提言
「児童虐待のない社会を実現するための緊急提言」

ブログで、目黒虐待死事件を受けて議会の動き、そして6月の目黒区議会での決議をご報告しました。
時を同じくして、児童虐待防止に関して東京都への提言を行ったことについても、こちらでご報告します。

6月15日に小池百合子 東京都知事に対して、提言書を提出し、意見交換を行いました。


今回行った提言は、超党派の若手地方議員で構成する「東京若手議員の会 児童虐待防止プロジェクト」のメンバーと共に行いました。当プロジェクトは2015年11月に発足し、約2年半の間に講演会開催や関連施設(例:児童相談所や乳児院)への視察など調査研究を行ってきました。(私はプロジェクトリーダーを努めさせていただいております。)メンバーと共に多くの学びを得て、それを各々の自治体へ提言を行ってまいりました。

調査して理解したこととしては、虐待は連鎖すること、親が子どもに虐待をしてしまう背景には、環境や膠着した構造があることがわかりました。虐待をしてしまう親を非難することは簡単ですが、それでは制度も人も良くならないと思っています。非難ではなく、支援の手を差し伸べることが必要です。(「虐待死」を防ぐために、重篤案件については先ず子どもの保護が必要なのは言うまでもありません。)

これらを整理した上で、またこのプロジェクトメンバーが今、言うべきことは「地方議員として」また「子育て世代として」の声だと強く思い、提言に至りました。児童相談所の制度改革も言うべきだと思いましたが、そこについては専門家が多々進言しています。
また子育て世代として「全件共有」(定義は明らかではありませんが、児童相談所への通告を全て警察に共有すると言う意味で使用されているようです。)は、児相=警察というイメージになってしまい、子育てがますます窮屈になる、と危機感を募らせたことも大きいです。また、警察への共有のやり方を考えなければ、手間は増えるが、情報の優劣がつかず改善には繋がらないと考えています。
そして何より、最も身近な自治体、地域でできることがもっとある!ということは確信しているので、児童相談所と各自治体の子ども家庭支援センターとの連携を強めてほしいと提言してまいりました。

提言書を以下にリンクします。なるべく、分かりやすい文章を心がけていいますが、あまり長くしたくなかったので分かりにくい点もあるかと思いますが、お時間のあるとき、お読みいただけると幸いです。

20180615提言書_児童虐待防止PT