保育園
Good News(新設園の予定) &
Bad News (今年度の待機児童数)
先ずは吉報から。久しぶりに保育園新設のお知らせです。
【平成30年4月予定の新たな認可保育所】
・(仮称)なかめぐろさくらさくほいくえん
目黒区中目黒1-5
平町のさくらさくほいくえんを地域の方との調和を大切にしながら運営されている事業者さんです。同じ30年4月に目黒3丁目でめぐろさくらさくほいくえんを開園されます。
<定員>
0歳 6名
1歳 10名
2歳 12名
3歳 13名
4歳 13名
5歳 13名
合計 67名
さて、次に悪いお知らせです。
目黒区の平成29年4月1日時点の待機児童数が報告されました。
617人!
えつ!前回299人だったのに!と思われた方、そう思いますよね。
前回とは待機児童の定義が異なり、隠れ待機児童と言われていた「育児休業中」をカウントするようになったためこのような激増の数字となっています。
※自治体ごとに、異なる待機児童の定義を使用していたところを改めるようにという厚労省からの通知がありました。
今回のこの数字で区長の言う「喫緊の課題である待機児童問題」への対応がやっと本格化するのではないでしょうか!?というか、してください!!
旧来通りのカウント方法だと322人です。
<H28.4 → H29.4>
0歳 42名 → 67名
1歳 174名 → 139名
2歳 49名 → 78名
3歳 34名 → 31名
4歳 0名 → 5名
5歳 0名 → 2名
合計 299名 → 322名
こちらの数字であっても前回の299人よりも増えています。
年齢別にみると、1歳の待機児童数は例年通り最も多いのですが、0歳、2歳が昨年度よりも多くなっています。0歳児の待機児童増加については、私も保活セミナーで申し上げていましたが、1歳申請では倍率が高く激戦となっているので、0歳での申請の方が内定の可能性は高まります。現状のままだと、今後も0歳申請が伸びる見込みだと思っています。(これがよい状況とは思っていないので、後述します。) 2歳は実はここ3年ほど50名ほどの待機児童がいらっしゃいます。1歳での繰り上がりで2歳の枠は埋まってしまうので、なかなか入れない歳という点を指摘していきます。
平成29年4月時点で、保育園の定員自体は昨年度よりも400名程度増えているのですが、この増加の多くが幼児(3~5歳)の枠なので、待機児童となっている乳児期(0~2歳)の待機児童解消にいたっていないのが現実です。
平成30年4月に向けて予定されている定員枠を計算しました。
認証の認可化が2件、新設が7件あります。全体で591名の定員枠増加となる見込みです。
<図をクリックすると大きく表示されます>
さて、今後も引き続き保育園を増やしていくことは要望しますが、以前から訴えている待機児童対策を引き続き要望していきます。
■0歳児枠を減らすことで1歳児の受け入れを増やす!
この点については、3月の一般質問でも切実に区長に伝えました。1年間、しっかり育児休業を取得して、子どもとの時間を大切に過ごしていきたい保護者の方が、保育園に預けるために育児休業を切り上げ、早い時期から預けているという現状を伝えました。0歳から入りたい方のためには既存の0歳児枠で入所、1歳から入りたい人のために新設園では0歳児枠を設けず1歳児枠をもっともっともーーーっと広げること!そして、調整指数もそれに対応して、1歳から、または2歳からの保育に内定が出やすくなる調整指数の変更を求めていきます!
※これまでの制度では、育児休業は1年、保育園に入れない場合半年の延長を認めていました。今年4月の法改正この延長をさらに半年伸ばして1年間認めま、その間も育児休業給付金を受け取ることができます。
■3歳児以降の受け皿を
小規模保育で何とか対応してきたものの、3歳児以降の受け皿がない。3歳児以降の預け先を幼稚園、子ども園が受け皿になってもらうよう推奨策をとる。3歳待機もますます深刻です。小規模保育の受け皿がまだまだ足りません。また、幼児教育を希望される親御さんも多いので、ここはぜひ連携していけたらと思います。